先日ある大学の応援団から、”羽織紐の別誂え品”の注文があった。 この品物の詳細について、学生さんと電話やメールでやり取りをしていると、私自身、京都の某大学体育会で、プレイング・マネージャーをしていたこともあり、自分の学生時代のことが思い出された。 年齢のせいか、このところ学生時代のことがよく思い出される。...
先日、集荷に来た運送屋さんの若い女性に、「着物に流行ってあるんですか?」と訊ねられた。私は時々訪れる顔馴染みの彼女が、今日に限っていきなり着物の質問をしてきたことが意外だったが、ひと呼吸して「色かなあ」と答えた。...
一見難しいのし紙と表書きだが、その正しい使い方は、物事を円満に運ぶための知恵。
変色したバッグ
先日お客様が「これが何とかならないでしょうか」と礼装用のバッグをお持ちになった。 お話をお聞きすると、汚れてしまったバッグをご主人が見て、自分が落としてやろうと汚れた部分に漂白剤をかけられたところ、その部分が変色してしまったということだった。...
”暑さ寒さも彼岸まで”というが、彼岸に入り、すっかりあたりが秋めいてきた。 着物の文様で、秋の柄の一つに「蔓」がある。 「蔓」というと、「蔦」や「葡萄」の文様がすぐに思い浮かぶ。 「蔦文様」は古くから染織品などには蔓草と合わせて「蔦葛」(つたかずら)としてよく使われてきた。...
「美味しいコーヒーかどうか」、「よい着物かどうか」、決めるのはどちらも提供する側ではなく、受け取る側であるということ。
寒の染めは、一年中で水が澄み、最も美しく染まると言われる。 そこで、毎年行っている”寒染めキャンペーン”を、今年は、伊藤若冲の浮世絵より染帯をお誂えするキャンペーンとした。...
とうとう今年も雪が降った。昨年末からお正月にかけて忙しい時期に暖かく雪が降らなかったことで、人々は口々に足もとがよくて助かると話していた。 平年なら、12月になると初雪が降り、お正月には雪見酒なんてことも珍しくないが、今年はお正月過ぎても春のような暖かい日が続いていた。 しかし、12日から降り始めた雪は今日もなお断続的に降り続いている。...
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 さて、年の初め早速このようなリメイクのご注文をいただきました。 これはよく着られた訪問着で汚れがきつく、生地も何度かの丸洗いでへたってきていたので、洗い張りをさせていただいた品物。...
今年は大晦日、平成二十八年さる年よ、さらば! 今年一年を振り返ると、今日までにいだいたお客様からのご注文の中で、二つのご注文が特に印象深く残っている。 一つは、お客様が切ってしまわれた振袖の両袖を、新たに別の生地から同じ色、同じが柄に染め上げ、切る前の袖を復元したことだ。まさしくクローン袖を作ったということになるだろうか。...

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