古い白生地でも大丈夫?そんな時は、、

付下げイメージ
付下げ、イメージ

この度、お客様が古い白生地を持っているので、一度見てほしいというご要請があった。

 

そこで、お伺いし品物を拝見すると、お持ちのちりめんは確かに古く、精錬した年月を見ると、29年も前のものであった。生地の表面は年月の経過のせいで全体的に黄変しているが、これは再び精錬をすると白くなるので問題はない。しかし、寸法の規格が現在と違い、生地の長さが短く幅が狭いので、こちらがむしろ問題だ。身長の高い人だと寸法が十分とれず着られない恐れがある。

 

その旨お客様にご説明すると、染めたいのは娘様用で、体型も小柄なので寸法的な問題は解消。見本帳で、付下げをお誂えいただくことに決まった。見本の付下げの地色はグレーだったが、お好きなブルーに変更された。こんなことができるのもまさにセミオーダーメイドならではのメリット。

 

 

ところで、今回のご注文で一番驚いたのは、お客様のちりめんは大変古かったけれど、生地の風合いや肌触りが素晴らしかったこと。

昔はこんなにも優れた生地があったことに感服する! 恐らく丹後に数ある機織やさんが、他より少しでも良い生地をと競い合って

いた頃のちりめんだろう。