ウイルス対策?忍者手ぬぐい!

先日、”忍者手ぬぐい”という新商品を制作した。忍者が海外の人々に大変人気があることを知り、忍者に関して調べていると、忍者が”蘇芳”というマメ科の植物で染めた手ぬぐいを携帯していたことが分かった。そこで、忍者のファンのために、当時忍者が携帯していたと言われる蘇芳染の手ぬぐいを再現してみることにした。
まず、生地に染むらが生じないようにする加工をする。着物を染める場合なら、”地入れ”という作業にあたるだろう。次に蘇芳を煮出し染料を作る。その染料で生地を染め、色どめをし、洗う。それぞれの作業に適当な温度管理をしながら染めていく作業は、大変手間のかかる作業だ。一度染めても薄くしか染まらないので、4回ほど一連の作業を繰り返し、やっと満足のいく濃さに染め上げることができる。丸二日間かかりっきりの作業だ。
忍者は、この手ぬぐいを、ほおかむり、はちまき、塀をのぼる際の縄の替わりなどざまな用途に使用したと言われている。また、蘇芳で染められたこの手ぬぐいは、殺菌作用を持っていたので、水をろ過殺菌したり、軽い傷には包帯としても使用したそうだ。
ところで、最近庭木のモッコクの葉っぱ同士がくっついてどんどん枯れていく状態にある。よく見ると葉っぱの中に黒い虫が入っている。そこで、殺虫剤を散布しなければと思っていた矢先、忍者手ぬぐいを染めた蘇芳の染料の残りをこのまま捨てるのももったいないので、モッコクの葉っぱにかけてみようと思いついた。殺菌作用があるならば、少しは効くかもしれないという思いで、殺虫剤代わりにかけてみたのだ。数日たって見てみると、葉っぱが随分前よりも生き生きしているように見えた。多分気のせいだとは思うが、ひょっとして効くのではというという淡い期待もある。そういえば忍者の頬かむりは、顔を隠すためだけではなく、ウイルスや細菌の感染を防ぐため、言わばマスクの代わりとして使用されていたのだろうか?だとすれば、恐るべし忍者!
一度機会があれば、実際にこの手ぬぐいの殺菌作用についてしかるべき調査会社で科学的に調べてみたいと思っている。